410 410 【ユーザー設定のビュー】で表示設定を保存して切替 | 初心者のためのOffice講座-SupportingBlog2 Yoshiko Hamamoto

【ユーザー設定のビュー】で表示設定を保存して切替

Excelには、ワークシートの画面状態を登録して、必要に応じて切り替えができる「ユーザー設定のビュー」という機能があります。

この記事のサンプルで作成した表は小さいですが、大きな表を作成される方って多いですね。

グループ化の機能を使って、1月から3月までの表示と 4月から6月までの表示を切り替えたいとのことでした。

「データ」タブの「グループ化」

1月から3月までの列を選択して、「データ」タブの「アウトライン」から「グループ化」をクリックすると、


下のように1月から3月までを折りたたむことができるようになります。
でも、4月から6月までを選択して「グループ化」のボタンをクリックすると、


1月から6月までつながって、一つのグループとなってしまいます。
これを避けるためにD列とE列の間にダミーの列を挿入する方法もあるかもしれませんが、
こういう場合、「ユーザー設定のビュー」を使う方法はどうでしょうか?


グループ化は、以下の記事で解説しています。


「表示」タブの「ユーザー設定のビュー」

1月から3月までの列(B、C、D列)を選択して、右クリックのショートカットメニューから「非表示」をクリックします。


「表示」タブから「ユーザー設定のビュー」をクリックします。
「ユーザー設定のビュー」ダイアログボックスの「追加」ボタンをクリックします。


名前を付けて、「OK」ボタンをクリックして閉じます。


非表示にした列は↓のようにマウスポインタを合わせて、ダブルクリックすると再表示することができます。


同じように4月から6月(E、F、G列)を選択して、非表示にします。
そして、「ユーザー設定ノビュー」ボタンをクリックして、名前を付けます。


全て表示した状態で、「ユーザー設定のビュー」をクリックして、
ビューを選択して「表示」ボタンをクリックすると、「1月から3月」までの表示と「4月から6月」までの表示を切り替えることができます。


Excel2003でも同じように操作できます。
「表示」メニューに「ユーザー設定のビュー」があります。

ワークシートは、複数のシートをまとめて非表示にできますが、再表示するときは、まとめてできません。なので、複数シートの非表示/再表示も[ユーザー設定のビュー]に登録しておくと便利です。

[ユーザー設定のビュー]で複数シートの表示/非表示

「ユーザー設定のビュー」が無効になっているとき

「ユーザー設定のビュー」のボタンが無効になっているときは、ブックの中のシートでテーブルの設定をしていないかを確認してください。


テーブルを選択して、「範囲に変換」をクリックしてテーブルを解除すると、「ユーザー設定のビュー」が使用できるようになります。


または、複数シートを選択して、作業グループになっていませんか?タイトルバーで確認できます。



テーブルと、作業グループについては、以下の記事で解説しています。


作業グループで「できること」と「できないこと」 | 初心者のためのOffice講座-SupportingBlog2


「ユーザー設定のビュー」については、以下の記事でより詳細に解説しています。

以下の記事では、プレゼン用に枠線などを非表示にして[ユーザー設定のビュー]へ登録する方法を解説しています。