410 410 「キャンセル」ボタンをクリックしてレコードを保存せずに閉じる | 初心者のためのOffice講座-SupportingBlog2 Yoshiko Hamamoto

「キャンセル」ボタンをクリックしてレコードを保存せずに閉じる

Accessの単票フォームで「閉じる」ボタンをクリックすると、通常はデータを保存して閉じますが、「閉じる」ボタンと「キャンセル」ボタンを作成したいということがあります。

「キャンセル」とは、フォームを表示して編集したけど、編集する必要がなかったという場合などです。
レコードを元に戻してウィンドウを閉じたいということです。

ボタンのクリック時イベントに以下のとおり書き込むと、保存せずに閉じることができます。

Private Sub キャンセル_Click()
  
    If Me.Dirty Then
    DoCmd.RunCommand acCmdUndo
    End If
    DoCmd.Close
  
End Sub

操作方法を記しておきます。

コマンドボタンを選択して、プロパティを表示します。
「デザイン」タブの「ツール」グループにある「プロパティシート」ボタンをくりっくすると表示できます。

あるいは、キーボードから「F4」キーを押します。
「F4」キーは、プロパティの表示/非表示を切り替えられます。

「イベント」タブの「クリック時」の「ビルダー選択」ボタン(…)をクリックします。


「ビルダーの選択」ダイアログボックスが表示されます。
「コードビルド」を選択して「OK」ボタンをクリックします。


VBEのコードウィンドウに、以下のように入力します。


VBEを閉じると、プロパティには「イベントプロシージャ」と表示されます。


以下の記事では、マクロアクションで解説しています。