410 410 埋め込みマクロと独立マクロ | 初心者のためのOffice講座-SupportingBlog2 Yoshiko Hamamoto

埋め込みマクロと独立マクロ

Access2007でマクロを使う場合、気をつけてほしいことがあります。
 「埋め込みマクロ」というのがあるのですが、これはAccess2003以下のバージョンでは動作しません。

Access2003とAccess2007が混在している環境では気を付けてください。

ボタンをクリックすると、データベースを終了させるようにしたいと思います。
以下のようにコマンドボタンを作成し、プロパティの「イベント」タブで「クリック時」を選択すると、点が3つ付いた「...」ボタンが表示されます。

埋め込みマクロの作成

このボタンをクリックすると、「ビルダの選択」ダイアログボックスが表示されます。 この中の「マクロビルダ」を選択します。


「アクション」から「データベースを閉じる」を選択して、閉じようとすると、
「マクロに対して行った変更を保存して、プロパティを更新しますか?」とメッセージウィンドウが表示されますので、「はい」を選択します。


「プロパティ」の「クリック時」に[埋め込みマクロ]と表示されます。
埋め込みマクロは、ナビゲーションウィンドウには表示されません。

このマクロは、Access2003では動作しません。


また、埋め込みマクロはコードに変換することはできません。

埋め込みマクロのコード変換 | Access2013 | 初心者のためのOffice講座

独立マクロ

「作成」タブから作成したマクロや、コマンドウィザードで作成したマクロは動作します。


「作成」タブから先にマクロを作っておいて、それを使った場合はAccess2003でも動作します。

「埋め込みマクロ」に対して、ナビゲーションウィンドウに表示されるマクロを「独立マクロ」と呼びます。

ただし、Access2007から、マクロアクションも増えていて、Access2003にないものは動作しませんので気をつけてください。

たとえば「データベースを閉じる」アクションはAccess2007にはありますが、Access2003にはないので、Access2003では動作しません。


「mdb」ファイルを下位バージョンで利用する機会は多いと思いますので、気をつけてください。

Access2007マクロの基本(Microsoft)

コマンドボタンウィザードのページも参考になると思います。